清流や山々の木々など、四季折々に美しい情景をたたえる、東京の奥座敷・五日市。その秋川のほとりで、季節ごとに変化する自然を満喫できるように計画された建物で、宿泊をしながら研修を行える施設です。
2層吹き抜けの中庭を中心とした動線計画は、パブリックスペースと宿泊室を分割するとともに、建物内において開放感を実現することを目的としたもの。秋川や周辺の山々を借景とした、この建物では、敷地の南側に築山を設け、植栽をすることによって、庭とまわりの山々が一体となって見えるように工夫されています。また、正門横には既存の桜の木をそのまま保存。この建物に建て替えられる前とまったく同じように、桜の花を楽しむことができるようになっています。