近隣の人々に港南大師として親しまれている福聚院は、五百数十年前の室町時代に建立された、由緒ある寺院。曼荼羅苑は、真言宗の宗旨でもあるマンダラ(金剛界曼荼羅)を設計コンセプトにとりいれ、独創的なデザインを実現した施設です。
1階にある駐車場の屋上にあたる部分には、マンダラ五色にちなんだ割石を敷き詰め、独自の庭園を構成しました。庭園に隣接する多目的ホール(主に冠婚葬祭の「祭場」や「斎場」として使用)は、お釈迦様の悟りによって始まった仏教をイメージし涅槃像を象徴したデザインに。多目的ホール内には、マンダラを身近に感じていただけるように、陶板に焼き付けし、直接触れることができるようにしたパネルを、壁面に設置してあります。